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生活習慣病(高血圧、糖尿病、高コレステロール血症、高尿酸血症など)

生活習慣病

生活習慣病とは、食事・運動・飲酒・喫煙・生活リズムなどの生活習慣が、その発症や進行に関わる病気のことを指します。生活習慣病には、「高血圧・糖尿病・高コレステロール血症・高尿酸血症」があり、脳卒中や心筋こうそく、がんなど健康に大きな影響がでる病気につながってしまいます。

生活習慣病はほとんどの場合症状がないという点で気づかれにくく、皆さまのとしても治療の必要性や効果を実感しづらいため、治療を開始しない/中断してしまう場合が多いというのが現状です。生活習慣病の発症は多くの場合30~50歳代であり、治療をしないでいると、10年以上経過してから体調不良や脳・心臓への影響が前面に出てくるようになるという特徴があります。

したがって、50~70歳代の脳卒中、心筋こうそく、がんの発症が非常に多くなるということがわかっています。もちろん、重症な病気の発症には生活習慣病の他にも体質や家系なども大きく関わっていますが、これらを変えることは難しいため、生活習慣病のような対処できるものを治療していくことが極めて重要です。

高血圧

「140/90」という数値を耳にする方も多いのではないでしょうか。これは病院で測定する血圧について、上の血圧が140mmHg・下の血圧が90mmHgの場合に高血圧と診断されるという意味です。日本人の3人に1人は高血圧であることがわかっており、高血圧の方の7割は治療をしていない、または上手くいっていないと言われています。

高血圧の治療を開始した場合、目標血圧値は「140/90」ではなく、多くの場合は「130/80」まで下げる必要があります。

高血圧には大きく2種類あり、ほとんどの場合は純粋な高血圧である「本態性(ほんたいせい)高血圧」ですが、50歳代以下の方の高血圧は、ホルモン異常による「二次性高血圧」という場合も多いです。本態性高血圧の場合は、飲み薬と生活習慣の見直しで改善が見込めますが、ホルモン異常による高血圧の場合は、根本治療をしなければ血圧が改善しづらいこともありますので、50歳代以下で高血圧を初めて指摘された方は、当院で血液検査によるホルモン検査を行うことを推奨します。

高コレステロール血症

正式には「脂質異常症」と呼び、主に「悪玉コレステロール(LDL)が140以上」、「中性脂肪(TG)が150以上」の場合を指します。特に悪玉コレステロールが250以上と異常に高い方は生活習慣病としてではなく、遺伝病としての脂質異常症の可能性もありますので、早急な検査が必要ですのでお早めにお越しください。

高尿酸血症

「痛風」の原因として知られている病気です。足の親指の付け根は、運動量が多いにも関わらず血流が少ないため発作が起きやすい場所です。歩くことができないほど腫れてしまい、生活に支障が出ることが多いです。他にも、長期間経つと腎臓へのダメージが重なり、腎臓の機能に大きな影響が出てしまうため、健康診断で毎年指導を受ける方は、治療が必要です。

糖尿病

名前の由来は「尿に糖が混ざること」ですが、これは「血液の中の糖が多いこと」の結果であり、病気の本質は血糖値が高いことです。空腹時の血糖値とHbA1cという直近1~2か月の血糖値の平均を示す数値の2つで診断を行います。糖尿病は他の生活習慣病よりも特に、脳の病気・心臓の病気・がんなどとの関連が強いため、早期治療が非常に重要です。ご家族で糖尿病の方がいらっしゃる場合や「糖尿病予備軍」と言われたことがある場合は、生活上のアドバイスと定期的な経過観察をさせて頂きます。

当院の治療方針

これら生活習慣病の治療の基本は、生活習慣の改善です。食生活(塩分や甘い物)や運動習慣、喫煙・飲酒習慣の見直しが重要です。最も基本的ですが、お薬よりも効果が大きいため、まずは日常生活の改善が第1の治療と言えます。しかし、全てを同時に行うことは皆さまにとってもストレスとなり、継続が難しくなります。当院では無理な制限をいきなりお願いすることはありません。例えば糖尿病の方が甘い物を一切食べてはいけないかというと、必ずしもそうではありません。あまりに厳格な対策は逆効果になることもありますので、生活習慣が気になる方、今のままで良いのか相談したい方、健康診断の数値はどのように判断したら良いかお悩みの方などは、ぜひ1度ご来院ください。

また、ホルモン異常による高血圧、遺伝病としての高コレステロール血症、重篤な糖尿病など、専門治療が必要な場合には、総合病院と十分な連携を取りながら、治療をすすめていきます。

今までの慣れた生活を変え、健康的な生活を継続していくことは簡単なことではありませんが、当院では日々の経過を皆さまと一緒に二人三脚で歩んでいくことを心がけています。お気軽にご相談ください。

 

お電話でのご予約お問い合わせも受け付けております。

電話 03-5738-8660

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