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花粉症

花粉症は、アレルギー性鼻炎の1種です。花粉はアレルギー検査のページでお話しした、即時型アレルギー反応というものを引き起こし、くしゃみ・鼻水・目のかゆみが主な症状として出てきます。即時型アレルギー反応とは、アレルギー物質(花粉症では花粉です)を体内に取り込むとすぐに症状が出るため、このように呼ばれます。花粉症の原因となりやすい植物は、スギ・ヒノキ・カモガヤ(イネ科)・ブタクサ・ヨモギです。下の表は各花粉の飛散時期です。色が濃いほど飛散量が多いことを意味しています。

出典:大正製薬

一般的に花粉症は、時期と症状だけでも診断することができますが、必要に応じて血液検査で特異的IgE抗体検査(View39)を行うこともあります(保険適応)。

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アレルギー性鼻炎には日本人の2人に1人がかかっていると言われており、特に花粉症は近年急増し、お子様のスギ花粉症が著しく増加しているという特徴もあります。一つの花粉症があれば、他の花粉にもアレルギー反応が起きやすいため、結果的に1年を通して花粉症でお困りの方もいらっしゃいます。したがって花粉症の治療は医療界でも注目されており、さまざまな飲み薬、目薬、点鼻薬、などが使用可能となっています。

治療について

花粉症の治療では、主に以下の治療法があります。

①原因物質の回避

花粉症の治療で最も重要なことは原因物質の回避と言われていますが、日常生活で外出すること自体は避けられませんので、外出時にはメガネやマスクを着用し、花粉への曝露を少しでも減らすような工夫は非常に重要です。

②薬物療法(すべて保険適応)

抗アレルギー薬の内服

抗アレルギー薬の飲み薬は非常に種類が豊富です。くしゃみや鼻水に効きやすいもの、鼻づまりに効きやすいもの、副作用としての眠気が少ないものなど、皆さまの症状に合ったお薬を処方します。

特に、症状を抑える効果と、眠気の副作用のバランスが大切なので、「もう少し症状を抑えられる薬が欲しい」という方や、「効果はあるけれども、眠気も強くて困る」という方は当院で一度ご相談ください。

点鼻薬

主にステロイドというアレルギー反応を抑える成分が含まれています。ステロイドの飲み薬と異なり、点鼻薬は基本的に鼻にのみ効くので、全身への副作用の心配はほとんどありません。点鼻薬は鼻水、鼻づまり問わず有効ですので、抗アレルギー薬の飲み薬との併用で効果がさらに期待できます。

点眼薬(目薬)

花粉症の症状として、目のかゆみが特に強い方がいます。ステロイドの成分が入っている目薬と、抗アレルギー薬の成分が入った目薬の2種類が治療の中心です。抗アレルギー薬の飲み薬と併用することで、かゆみが大きく減ることも多いです。

 

これらのお薬で症状が十分に改善しない方は、以下の治療法もご検討ください。

 

③アレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)

これまでご説明した治療薬は、花粉症の1シーズンを乗り切るには非常に有効ですが、毎年同じ時期に、同様の対策が必要になることが多いです。その中で、舌下免疫療法は、現時点では唯一と言える花粉症の根本治療薬です。年単位の治療になるため、根気が必要ですが、完治を目指す方にはお勧めの治療です。治療を受けられる方は当院スタッフが治療にご協力いたしますので、一緒に頑張りましょう。

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毎年花粉症でお悩みの方、根本治療としてのアレルゲン免疫療法など、皆さま一人ひとりに合った治療法をご案内するこができますので、いつでもお気軽にご相談ください。

 

お電話でのご予約お問い合わせも受け付けております。

電話 03-5738-8660

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